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おしらせ10

木製レターバナーを作ることになったきっかけ|レーザー加工機との出会いと、何度も失敗した話

小さい子連れで外出が難しいと感じたことが、Ray Woodmadeを始めるきっかけでした。レーザー加工機との出会い、素材選びの失敗、漢字を繋げる試行錯誤まで、正直に書きます。

このブログを読んでくださっている方の中には、「なんで木製のレターバナーを作ろうと思ったの?」と気になっている方もいるかもしれないな、と思って。

今日は少し、Ray Woodmadeを始めたきっかけの話を書かせてもらえたらと思います。

華やかな話ではなくて、「なんとかしたかった」という地味な出発点の話です。でも、それがいちばん正直なところなので。

小さい子連れで外に出るのが、とにかく大変だった

娘たちが小さかったころ、外に出るのが本当に一苦労でした。

荷物の多さはもちろん、授乳のタイミング、お昼寝のリズム、その日の機嫌——全部を考えてからじゃないと、気軽に出かけられない。フォトスタジオに予約を入れても、当日になって「今日じゃない気がする…」と感じることが何度もありました。

それでも「記念日の写真はちゃんと残したい」という気持ちは消えなくて。

じゃあ、お家でできるようにしよう。スタジオに行かなくても、特別な機材がなくても、ちょっとした小物があるだけで「今日は特別な日だ」と感じられる写真が撮れるなら、それでいいんじゃないか——そう思い始めたのが、最初のきっかけでした。

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出かけることへのハードルが高い時期に、「お家でも可愛く撮れる」という選択肢があったら、どれだけ気持ちがラクだったかな、と今でも思います。そういう気持ちがずっとベースにあります。

広告で見た「レーザー加工機」が気になった

お家で撮れる飾りつけのアイテムを探していた頃、ふとSNSか何かの広告でレーザー加工機を見かけたんです。

木材に文字や模様を彫れる機械です。そんなものがあること自体、そのときまで知らなくて。「こういうのは業者さんがやるもんやろ」と思っていたし、まさか自分がやることになるとは、夢にも思っていませんでした。

でもその広告を見たとき、なぜか「あ、これ私でもできるんじゃないかな」という気持ちがふっと湧いてきて。理由とかはとくになくて、なんとなくそう感じただけなんですが。

それで、まずは小さめの機種を購入してみました。届いた日のことは今でも覚えていて、箱を開けながら「さあ、何ができるんだろう」という、ちょっとわくわくした気持ちがあったのを思い出します。

最初は、何もかもわからなかった

届いたはいいものの、最初はまったく形にならなくて。

まず素材選びから躓きました。ひと口に「木材」といっても、種類によって仕上がりが全然違うんです。彫ったときの色の出方、文字のシャープさ、表面のなめらかさ——同じ設定で加工しても、木によってこんなに違うのかと、何種類も試しながら驚いていました。

文字のデザインも難しかったです。英語のアルファベットは筆記体にすれば文字同士が自然につながっているので、バナーとして使ったとき一体感が出やすい。でも日本語の漢字は本来つながっていないので、そのまま彫ると文字がバラバラに見えてしまう。

漢字を自然な形でつなげるには、文字とデザインの間に細い橋のようなパーツを加えるとか、文字同士の間隔を工夫するとか、ひとり試行錯誤しながら何度も試作を重ねました。「うまくいかない」と思ったら設定を変えて、また試す——その繰り返しをかなり長い時間やっていたと思います。

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木材の端材が増えていって、「これ全部、失敗作だな」と思いながら並べたこともありました。でも失敗した分だけ「この素材はこうなる」という感覚が積み上がっていったので、無駄ではなかったと今は思っています。

hello WORLDとjust BORNのレターバナー2枚が並んだ写真

夫と娘たちに見せたら「欲しい」と言われた

ある日、ようやく「これならいけるかも」と思える一枚ができて、夫と娘たちに見せてみました。

「すごい」「かわいい」「欲しい」——そう言ってもらえたとき、じわっと嬉しかったのを覚えています。

家族の反応って、正直なんですよね。「まあまあいいんじゃない」みたいなやわらかい評価じゃなくて、「欲しい」という言葉が出たというのは、わたしにとってひとつの基準になりました。

作ったものを誰かに「欲しい」と思ってもらえる——それが、販売しようと思ったきっかけになりました。ちなみに今も、娘たちは自分のお誕生日にバナーを出して飾るのを楽しみにしていて、そういう姿を見るたびに「作っていてよかったな」と思います。

バスケットの中にjust BORNとhello WORLDのレターバナー

大切にしていること:素材・サイズ・デザイン

今も変わらず意識していることが、いくつかあります。

素材については、試作を重ねた末に「これだ」と思えるものを選んでいます。写真に撮ったときの映り方、手に持ったときの重さ、長く使っても劣化しにくいかどうか——いろんな角度から見て、納得できるものだけを使うようにしています。

サイズについては、実際に撮影で使いやすいサイズを意識しています。大きすぎると画面に収まりにくかったり、小さすぎると存在感が薄れてしまったり。お家での撮影で「ちょうどいい」と感じてもらえる大きさを、自分でも試しながら決めました。

デザインについては、「自分がかわいいと思えるもの」というのがいちばんのよりどころです。トレンドを追うよりも、長く使っても飽きないやわらかさ、暮らしになじむナチュラルさを大切にしています。

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わが工房で作っている木製レターバナーは、1枚ずつレーザーで加工しています。木の種類や設定によって表情が少し違ってくるのが、手作りならではのところだと思っています。気になった方はのぞいてみてください。

just Bornレターバナーとぬいぐるみの写真

「素敵なお品をありがとう」という言葉が励みになっている

販売を始めてから、お客さまから言葉をいただくことがあります。

「素敵なお品をありがとうございます」「気に入りました」——シンプルな言葉ですが、そういう声をひとつ受け取るたびに、続けていてよかったと思います。

特に嬉しいのは、撮影した写真を見せていただいたとき。バナーが飾られた空間で、赤ちゃんが笑っている写真。その1枚が記念日の記録として残っていく——そういう場面に少し関われているということが、作り続ける理由になっています。

「作ってよかった」と思う瞬間は、モノが完成したときよりも、誰かの手に渡って使われているときの方が大きいと感じています。

まとめ

きっかけ 子連れで外出が難しく、お家で撮れる飾りが欲しかった
転機 レーザー加工機の広告を見て「私でもできるかも」と思った
最初の壁 素材選び・漢字のデザイン・つなぎ方の試行錯誤
背中を押してくれたもの 家族の「欲しい」という言葉
大切にしていること 素材・使いやすいサイズ・自分がかわいいと思えるデザイン
続ける理由 お客さまの「ありがとう」と、使われている写真を見る瞬間

はじまりはとてもシンプルなところからでした。「お家でも記念日写真を可愛く残せたらいいな」という、ただそれだけの気持ちから。

これからも、そういう気持ちに寄り添えるものを作っていきたいと思っています。


Ray Woodmadeについて

滋賀の小さな工房で、木製の記念日雑貨をひとつずつ手作りしています。 Instagramでは制作風景や新商品をのんびり発信中。気になった方はのぞいてみてください。


一緒に使いたい撮影小物

バナーをより素敵に見せてくれる背景アイテムも、合わせて紹介しておきます。わたし自身が撮影でよく使っているものです。

ファーマットは、白や生成りのものを一枚持っておくと、バナーの木の色をやさしく引き立ててくれます。床に敷いてもソファの上に敷いても様になるので、月齢フォトにも誕生日フォトにも重宝します。

ニューボーン撮影用ファーマット(白・生成り)

かごは、写真の中でナチュラルな雰囲気を作ってくれる万能小物です。バナーを立てかけたり、おくるみと一緒に飾ったり——使い方のバリエーションが広くて、一度手に入れると長く使えます。

ニューボーンフォト用 ウィッカーバスケット(かご)

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